めまいとは

めまいのイメージイラスト

人間は自分の周囲の空間や位置を感知するため、眼や内耳、手足の関節などから得られた情報を活用しています。
こうした情報は脳に伝えられて統合され、体のバランスを微妙にコントロールしているのです。
これらいずれかの機能の具合が悪くなると、めまいや平衡障害が起こります。
めまいを起こす病気には、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、突発性難聴、慢性中耳炎など耳鼻科領域の疾患がよく知られていますが、
脳神経に原因があることもあるので、まずは当クリニックをご受診ください。

しびれを伴う疾患について

末梢神経疾患

手足にある神経の元を辿っていくと、背骨の中を通っている中枢神経を通じて脳へと繋がっています。
このうち、背骨を出て手足の指先の方へと走っているのが末梢神経です。
脳や脊髄は硬い骨で守られているのですが、末梢神経はこうしたガードが弱い箇所があるため、外的な力がかかったり、周辺の組織に圧迫されたりすることにより、様々な障害が引き起こされてしまうのです。
こうした病気や怪我を総称し、末梢神経疾患と呼んでいます。
院長は県内でも珍しい末梢神経専門の脳神経内科医です。しびれなど末梢神経障害が御心配な方は是非ご相談ください。

糖尿病性末梢神経障害

糖尿病が原因となり、主に足や手の末梢神経が障害されます。
その症状の出方は、「手足のしびれ」、「やけどや怪我の痛みに気づかない」などです。
その他にも、下痢や便秘が繰り返されたり、顔面神経麻痺、立ちくらみ、発汗異常、勃起不全など、多様な症状が現れてきます。近年の研究では糖尿病と診断されたときにはすでに末梢神経障害が生じっている可能性が高いという報告もあります。
糖尿病の患者様は一度ご相談ください。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)

慢性炎症性脱髄性多発神経炎は、手や足のしびれが慢性化し、何度も繰り返すようになる病気です。
最初の頃は症状が軽めなのですが、徐々に進行して筋力が低下し、歩くのが辛くなったりします。
さらに進行すると日常生活に大きな影響が出ることもあります。
治療の基本は免疫グロブリン療法になります。
多くの病院では原則入院での治療になりますが、当院では院長がCIDPを専門的に診療しているため、外来での免疫グロブリン療法・維持療法、皮下注の導入・指導など患者様の状態に応じたテーラーメイドの治療を選択することができますので是非ご相談ください。